13.なけなしのお金をはたいて初の展示会へ出展
うまくいかない中でも救われたのは訪問先でのお客様との時間だった。断られすぎて、行きと帰りの道中は悪夢のようだったけど、
商談で人と話していると、いろんな情報やヒントをもらえて
ホントにありがたかった。
今も、欠かさず出展している展示会の存在を教えてくれたのも
訪問先のお客様だったんだよね。
お金の余裕はなかったけど、何かの転機になれば…と思って、
出展することを決めた。
今も鮮明に憶えているんだけど、初の展示会の時は、
ひな壇にサンプルを山ほどのせて、ブースの前を通る人に
カタログを渡したい一心で、ひたすら大きな声で
「オリジナルお菓子のノベルティいかがですか、
名刺と交換でカタログを差し上げております!!」
なんて呼び込みしてたよね。
一人だったから大変だったなぁ。
ご飯にも行かず、トイレに行くのも躊躇しちゃったりしてさ。
でも、とにかく、いろんな人に知ってほしいから大きな声で事業の説明をしてた。
立ち止まってくれたお客様に事業の説明をして、お客様から
「じゃ、○○みたいなものも作れるの?」なんて質問があれば、
「任せて下さい!是非、一度、ご提案させて下さい!!」なんてね。
正直、出来るか分からなかったけどね。(笑)
結局、3日間の展示会では、400人以上の方々と名刺交換することができたんだ。
その中には、この事業の初取引となるお客様の名刺もあったんだよ。
【展示会写真(画像)】