361°TOTAL BRANDING トータルブランディング
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23.ところが・・変わり始めた社内の空気

東京にメンバーが移り始めてからかな。

そのころから新しい転職者が入ってきたんだけど、
名古屋での時代を知らない人間が初めて会社に入ってきて、
これまでとは違う空気が生まれたんだ。

悪く言うわけではないけれど、転職者だから当然
以前の会社のやり方とか、考え方というのが身に染み付いていて、
それまでの職場とエスプライドとしてのやり方、考え方を
比較されることも多くなっていった。
中には批判のようなものもあった。

そうすると、エスプライドに 初めて入社した会社という若い社員達は、
ここでの仕事に対して、「これは当たり前じゃないんだ。」、
「これって変なのかな。」と思うようになる。
家族のように、ひとつの塊として団結力を持ってやってきたけど、
そこにヒビが入り 個々の考えや主張、会社への反発心が
見られることが増えてきたんだ。

そんな危機感もあって 生産部門以外は、名古屋からメンバーを呼んで
東京1拠点で事業を行おうと思ったんだ。

当時は、まだまだ戦っていける体制も出来ていなかったし、
事業の戦略的な部分も確立されていない段階だったから、
このタイミングでもう一度、少し前のような 団結して
仕事に取り組める環境作りを急がなければ…
って、強く感じての決断だった。

名古屋に残っている企画や制作デザインのメンバーに話をしてね。

その時は、
“変わり始めた社内の空気”に焦っていて、
「東京で一緒に勝負しないのなら、他の会社に転職してもいい。」
なんてことを、言ってしまってね…

でも本気だった。
その時の代表的なメンバーは、
現在、制作デザイン部門の柱で執行役員の三品。
当時、三品も色々と悩んだと思うけど、
「自分も東京に行きます!」って、家族を連れて東京に来てくれたんだ。

あの一言は、本当に嬉しかった。

そんな経緯で、名古屋時代から家族みたいに苦楽を共にしてきたメンバーが
東京に集まってくれたんだよ。

創業期を知っている、唯一の仲間たち。
エスプライドは自分たちの会社だ、
大きくするんだ、
そのためには苦しいことも乗り越えるんだ…
そういう空気が当たり前だった。

だけど、
一度、変わり始めた社内の空気は、止められなかった。

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