361°TOTAL BRANDING トータルブランディング
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25.自信がもてない。 ~迷う心、誤った選択~

2006年11月、
新事業の『OKASHI DEPART』を中心に作っていく
メンバーとして仲間になったのが、
現在、取締役 兼 361°商品プロデュース事業部GMの五十嵐だった。

以前は、お客様から、既製品のお菓子も手配して欲しいという要望が多くて、
『OKASHI DEPART』という新しいサイトを立ち上げたんだ。
これは、オリジナルではなく既製品のお菓子の販売サイト。

当時は、WEB戦略のことはよく分からない。
サイトの構築もしたことがない。
スタッフが書店で“ホームページの作り方”みたいな本を買ってきて、
その場でソースとか調べながら作っていたんだよね。
今思うと無茶していたと思う。

『OKASHI DEPART』(画像)

そして、この通信販売事業『OKASHI DEPART』がうまくいかなかった。
これは自分の判断が間違っていた。

メインである「オリジナルのお菓子」の事業は、
“ものづくり”がベースにあるから、“人の力”が業績に連動する。
『OKASHI DEPART』は既製品の通信販売。

次々と人が辞めていく中で、
“人の力”が大事な、“ものづくり”を中心としたビジネスモデルでは、
組織を拡大していくのは難しいのかもしれないって思ったんだよね。

『OKASHI DEPART』は、そもそもサービス自体に、付加価値がないと
分かっていながら、システマチックに売れていく仕組みを作ったほうが
いいのではないかという 安易な考えからスタートしたから、
もちろん結果は失敗。
経営判断で、『OKASHI DEPART』は早期に事業撤退することに決めたんだよね。

この頃は、仕事を終えた深夜、
よく五十嵐と飲みに行っていた。
多分、ほぼ毎日じゃなかったかな。

心がきれいでまっすぐで、男気があってね。
年が同じというのも、話しやすかった。
『OKASHI DEPART』はうまくいかなかったけど、
最後まで一生懸命やってくれていたのが分かっていたから、
頑張って欲しかったし、想いを引き継いでほしかったから、結構、熱く語ってたな。
五十嵐も悔しくて涙を流してたりして。

この時、自分が事業を始めた頃から大事に使っていた営業鞄をあげたんだよね。
アイツは今でも使ってくれているね。

今思うと、あの時の失敗があってこそ、
“自分たちの最大の強みは何か?”ということを本気で考えたし、
「ハッ」と気づかされたキッカケにもなったんじゃないかな。

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